PHP 設定ファイル
参照元 : https://www.php.net/manual/ja/configuration.php
バージョン | 説明 |
7.0.0 | 行コメントの先頭で使用されてきたハッシュ記号 ( # ) が廃止となり、完全にセミコロン ( ; ) になりました。 |
5.3.0 | 行コメントの先頭に使用する記号がセミコロン ( ; ) になりました。これまで使用されてきたハッシュ記号 ( # ) を使うと、廃止予定だという警告を発します。 |
5.2.0 | 環境変数 PHP_INI_SCAN_DIRが新たに使用できるようになり、configure 時に指定したスキャンディレクトリを環境変数で変更できるようになりました。 |
5.1.0 | .ini ファイル内で既存の .ini 変数を参照できるようになりました。 |
設定ファイルが参照されるタイミング
設定ファイル (php.ini) は PHP の起動時に読み込まれます。 PHP のサーバーモジュール版では、Web サーバーの起動時に 一度だけ読み込まれます。CGI 版と CLI 版では、スクリプトが呼び出される度に読み込まれます。
PHP マニュアル > インストールと設定 > 実行時設定
探す順番と場所
- SAPI モジュール特有の場所
(Apache 2 における PHPIniDir ディレクティブ、 CGI/CLI 版における -c コマンドラインオプション、 NSAPI における php_ini パラメータ、 THTTPD における PHP_INI_PATH 環境変数) - PHPRC 環境変数。
※PHP 5.2.0 より前では、 次に挙げるレジストリキーの後にチェックされていました。 - (Windows のみ) レジストリーキー
PHP 5.2.0 以降では、PHP のバージョンごとに別の場所の php.ini を使用することができます。以下のレジストリキーを順に調べて使用します。- [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PHP\x.y.z]
- [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PHP\x.y]
- [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PHP\x]
x、y および z はそれぞれ PHP のメジャーバージョン、マイナーバージョン、 リリース番号を表します。これらのキーに IniFilePath の値が設定されていれば、最初に見つかった場所の php.ini を使用します。
- (Windows のみ) [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\PHP] レジストリキーにある IniFilePath の値 。
- 現在の作業ディレクトリ (CLI を除く)
- (SAPI モジュールの場合) Web サーバーのディレクトリ
- (SAPI モジュール ではない Windows の場合) PHP ディレクトリ
- (Windows のみ) Windows ディレクトリ
(C:\windows もしくは C:\winnt)) 、 - もしくはコンパイル時のオプション –with-config-file-path で指定された場所
php-SAPI.ini (ここで SAPI は使用する SAPI 名。 たとえば php-cli.ini や php-apache.ini) が存在する場合、 php.ini の代わりに使用されます。 SAPI 名は php_sapi_name() によって決定されます。
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